【感想】瑠璃の宝石1話と2話

感想

がはまです。

夏アニメの『瑠璃と宝石』1話2話見ました。

まず簡単にあらすじ

主人公瑠璃(高校生)は、店で見かけた水晶にひとめぼれ。水晶を買うため、母にお小遣い前借りを迫りますが、買わなくてよいと一蹴されます。その時に母から、水晶なんて山に生えてたと聞かされ、タダで水晶をゲットしようと採掘を決意(行動力!)。

偶然通りがかった、大学院生の凪さん(地学系の研究してるっぽい)からアドバイスをもらいながら、水晶を一緒に採掘することになります。

水晶採掘後、瑠璃は凪さんから、ルビー、サファイア、トパーズ、金、銀、ダイヤモンドなど、かなりいろんな種類が日本で採れると知ります(鉱物バラエティ大国日本!私も初耳)。

それから瑠璃は凪さんと、他の鉱物も採取しにいくようになっていくーーそんな話でした。

1話、2話だと、水晶、ガーネット、金を探しに行っています。

瑠璃の「鉱物に対する価値観」が変わった

序盤の瑠璃は、

  • 水晶を自分で手に入れれば、いろんなアクセサリーを作りたい放題。これは「みんな羨ましがるぞ〜」と妄想。
  • 出てきたキラキラ鉱物の換金価値を、都度、凪さんに訊いている。

こんな感じで、「みんなから羨ましがられたい」「お金持ちになりたい」という気持ちが見られます。

採取した鉱物の価値を、他人からの評価や、換金価値に見出しているわけです。

しかし、瑠璃は採掘を重ねて、

  • 採掘された鉱物が、瑠璃の手元に来るまでの壮大なストーリー(凪さんから、石が結晶化する過程や、超超超長いスパンで見れば石は地球を巡っているなどの地学話を聞きます)
  • 自分で汗水垂らしてゲットした&凪さんとゲットしたというストーリー

これらを採掘した鉱物に見る。瑠璃自身の中で鉱物に新しい価値が生まれます

実際、換金価値のない黄鉄鉱をたくさん持って帰ろうとしたり(重そう)、砂金の塊を換金せず保管することに決めたりしています。序盤では考えられない行動です。

ちょうど価値で悩んでいたから刺さった

急に私の話です。

サラリーマンをはじめて3年経過して、年収もそれなりに上がりました。要は自分の時間の換金価値が上がったわけです。

でも、依然貯金はないままだし、精神的にも全然豊かさは感じない……

最近それで悩んでいました。

  • ツイート(ポスト)するために、欲しくない商品を買っちゃっている。『ぼっち・ざ・ろっく!』ぼっちちゃんの「マイニューギアりたい〜!」状態になりがち。
  • 今の仕事に「生活費が稼げる」以外の価値を見出していない。自己実現とかない。

予想ですが、これらのせいかと思っています。

なんでこんなことになっているか?

他人の価値観とか、換金価値とかじゃない、自分の大切なものを見つけて、孤独に大事に磨いておくことを、これまでしていなかったせいです。数ヶ月本を読んで得た、ひとまずの結論でした。

そうしてこなかったから、

  • 他人のいいねに振り回されて、自分の資源(お金、時間とか)を手放してしまう。
  • 自分に積み上がらない、興味の薄い仕事をして、帰って寝るだけの生活。

こんな現状になっているんだと思います。

そんなわけだから、自分のなかだけの価値を私より先に見つけた瑠璃が、超ロングスパンでものを見ている凪さんが、カッコよく見えたわけです。

瑠璃は結構幸せに生きそう

「羨ましがられたい」「お金持ちになりたい」ところから、(言い方悪いけど)ただの石ころに価値を見出せるようになった瑠璃は、これからメンタル安定しそうだなと思いました。

採掘ってお金かからなさそう趣味だし。作中で採掘用ハンマーは買ってたけど、あくまでツールとして買っています。買って終わりのものじゃないから、これまでと性質が異なりますし。

加えて、自分だけの楽しみを見つけたなら、相手が大事にしている楽しみも理解しやすそうです。

見習っていこうと思います。3話以降も楽しみです。

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